私は跡取り娘。一人暮らしをしたら結婚相手の男性(彼氏)に出会え嫁入りしました

彼氏よ恋

跡取り娘の友人がお嫁に行くまでの体験談

私の友人は跡取り娘でした。二人姉妹で姉が先に嫁いだことで次女である友人に婿をとるように父親から言われたそうです。そのせいで、彼女は実家を出られず地元で働くことを余儀なくされました。

おっとりした性格とぽっちゃりした体型のせいか、恋に積極的になれないせいか原因は分かりませんがなかなか彼氏も出来ずに悩んでいました。
一緒に合コンに行くようになってから分かったのですが、友人は男性と話すのが苦手な様子でした。

ただニコニコ笑って話を聞いているだけで会話に入ってこないんです。コミュニケーションを取ろうとする男性から逃げてしまう時もありました。好みのタイプが強面の人という変わった趣向でもあり数年経っても彼氏は出来ませんでした。

30歳を過ぎて婿を取らないことに親もヤキモキしていたらしく口うるさく言われ続けた友人は一大決心をしました。

実家を出て一人暮らしをしたいと両親に話したそうです。今までは洗濯も料理も母親任せだったそうで家事全般ができないという状態でした。家事が出来ないと結婚できないという理由をつけて友人は一人暮らしを始めることになりました。

慣れない家事に悪戦苦闘しつつ、一人の寂しさを痛感した友人はすぐに彼氏を作りました。

職場にアルバイトに来ていた年上の優しい男性でした。デートはもっぱら友人のアパートで済ませていたようで友人の家事スキルはどんどん上がっていきました。料理がまったくできないので毎日おにぎりしか食べていなかったせいで体重も落ちてきたんです。

彼氏にアピールしたいからと主婦の友達を家に呼んでは料理の仕方を教えてもらっていたそうです。失敗ばかりしていた洗濯も出来るようになって喜んでいました。

そんな時、友人の両親がアパートに訪ねてきて彼氏とバッタリ会ってしまった事から話は急展開しました。

彼氏の人の良さを感じた両親は、息子のように可愛がったそうです。彼氏も友人の両親を慕い彼女のアパートではなく実家に入り浸っていたそうです。

気難しい職人気質の父親に気に入られるとは友人も思っていなかったそうです。その父親が「この人と一緒になりなさい」とお嫁に出してくれたんです。友人も信じられなかったそうですが、彼氏のプロポーズより先に親の許可が出た事で三か月後には結婚していました。

娘の幸せを考えた時に、跡取りとか婿にこだわっている場合ではないと気づいてくれたようです。そして、嫁に出したからといって「いい息子」ができた事に変わりはないと言ったお父さんの言葉が忘れられません。どこに突破口があるか分からないもんだなぁと実感する話でした。