たまに見かけますよね。
一方がかっこ良かったり、可愛いのに、その恋人が地味だったり、ブサイクだったりするカップル。
「なんで付き合ってるの?」
「もっと釣り合う人がいるのに!」
「もったいない!!」
等と言いたくなりますね。
ここでは釣り合っていないカップルが付き合える理由を体験談を元に紹介します。
“性格が合うから、惹かれる長所があるから”等のきれいごとって本当にあるのでしょうか?
さっそく見ていきましょう!
1.女優さん並みの女性の彼氏が・・・

会社の先輩に、美人で仕事もでき、信頼度も抜群な女性がいました。
スタイルも女優並みで、会社の広報も兼ねていたので、同性からも憧れの先輩でした。朝、ロッカー室に入る先輩を見に、わざわざよそのフロアの人もくるほどです。一緒にランチへ行くと、周りの人がザワザワし始めて女優さんと間違えたり、中にはサインをもらおうとする人がいたくらいです。
先輩には3年つき合っている彼氏がいるというので、さぞかしお金持ちで芸能人並みのルックスだとか、みんなで噂していました。しかし、後日その彼氏を見た時には、想像とは真逆の人でビックリしてしまいました。背は高いけれど、顔は地味で、服装もパッとしないので、私も周りにいた同僚もみんな驚きを隠せませんでした。
勝手な想像をしていたのは私たちですが、あまりにもこの2人が釣り合っていないので納得がいかなかったです。社内の男性陣で彼を見たことがある人はいないようですが、きっと見たら暴動がおこると思います。
後日、休憩ルームで先輩と一緒になったので「なぜ付き合っているのか?」思い切って聞いてみました。すると、単純に中身が好きだというので、外見に惑わされない先輩がさらに素敵な女性に思えてきました。しかし、先輩ほどの美貌の持ち主であればお金持ちの男性と簡単に結婚できそうに思えて仕方がありません。そこで、先輩に聞いてみると、これまでに大金持ちの人にプロポーズされたことが何度もあったそうです。
それでも気持ちが揺れなかったというのは、凄すぎます。
その後、私は転職をしたり、引っ越しをしたりして、先輩とは年賀状のやり取りくらいの関係性になってしまいました。そして5年後、結婚したというハガキが届いて相手をドキドキしながらみたら、その時の彼氏ではありませんでした。しかし外見は、ルックスは並で、住所も地方だったので、勝手な想像ですが、先輩がもったいないと思ってしまいました。
お金や名誉ではかなわない何かをその旦那さんは持っているんだと思っています。世の中には、美女と野獣というカップルがたまにいますが、まさにそれだと思いました。先輩には末永くお幸せにという気持ちでいっぱいです。
2.外見は全然タイプでない女性を好きになった男性の恋愛体験談

今まで恋愛を全くしなかったわけでもないですし、付き合ったら結婚をすぐに考えるという性格でもありませんでした。
ただ、「かわいい女性がいいな」とか、「性格がいい女性がいいな」とか、贅沢をいえば「芸能人みたいにスタイルもよくて自分だけに夢中になってくれる人」など恋人にする相手に求めるものは数えきれないほどありました。そんな理想が高い私でしたが、それを満足させる人と付き合ってきたかというと失礼ですが、そうではなかったかもしれません。
一緒にいると楽しくて、お互いがその気持ちになった時、どちらかが告白をして自然にお付き合いが始まり、小さな喧嘩が続くとだんだんと会話も少なくなり、自然と気持ちが冷めていく。そしてお別れみたいな、そんな恋愛とは程遠いお付き合いしかしていなかったと思います。ずっと一緒にいたいなと、結婚したいなと思う感情がなく、ただ恋人として都合のよい存在を近くに置いておきたいと思っていたのかもしれません。
学生時代も終わり、就職をしました。
配属した部署は営業部だったので、外出する機会も多く、残業もそこそこありました。当時は恋人はいましたが、前述の通り、気持ちが冷めていく手前だったのかもしれません。食事をしたり、ドライブをしたりなど仕事の忙しさの中からは考えることが面倒になり、やがて彼女はいなくなりました。
当然休日は一人で過ごすことが多くなり、寂しさを感じるよりもまずは仕事をこなすことやストレスをいかに発散するのかを考えていました。
半年ほどが過ぎ、少し仕事に慣れてきて余裕ができ始めました。不思議なことに余裕がでてくると社内にいる女性を意識したり、声をかけたりすることが多くなりました。同じ時期に入社した女性も何人かおり、同期だけでの飲み会などを開催するようになりましたが、一人だけ地味な子がいました。外見から「この子とは付き合うことなんてないな」など、上から目線で勝手に思っていました。そんな地味な彼女とは職場ではデスクが近く、仕事中は毎日のようにすれ違い、その際には挨拶程度の会話しかしませんでしたが、どんな仕事をしているのかや、社内での会話など耳にいつも入ってきました。最初は何も感じませんでしたが、その彼女がいない時などは出勤ボードなどを確認して今日は休暇なんだなと確認するようになっていました。それが恋愛のはじまりだったとは今でも思っていませんが、存在を毎日確認していたことは事実です。
仕事が終わったある晩に私の携帯電話にその彼女から電話がかかってきました。しかし、出ようとしたとたんに切れてしまいました。すぐにかけなおすと、彼女が小さな声で謝ってきました。お酒に酔った勢いでかけてしまったと。以前にも同期の集まりなどの確認で携帯電話で会話をしたことがありましたが、地味な子だと思っていた私は案外衝撃のようなものを感じました。
そのあたりから彼女を職場で意識するようになってしまいました。見た目は美人ではなく、スタイル抜群でもないのに、ただ見てしまうのです。
付き合いたいと伝えたのは少ししてからです。あっさり彼女も受け入れてくれて、会社の同僚や、同期にばれないようにお付き合いがスタートしました。
毎日近くにいる、だけど気軽に話しかけられない。仕事が終わるといつも私のアパートにきて食事を一緒にし、帰りは送っていく。そんな毎日が続きました。ケンカすることはあっても、毎日のように顔を合わせるので、会社の中でこっそり謝ったり仲直りをしました。彼女が他の社員と話していると、嫉妬さえするようになり、それを彼女に確認したり。こんなに彼女を好きになるとは思ってもいませんでした。
1年程すると社内に付き合っていることが知られてしまいました。今は彼女は会社も辞めて、私の妻として家で子供3人の面倒をみる専業主婦にはなりましたが、今でも会社勤めの話を思い出すと、新鮮な気分になります。
見た目で判断していた自分が昔いました。この女性とは付き合うことなんてないなと思っていても突然変わることもあります。正直今でも綺麗な女性をみると、素敵だなと思うことはありますが、あくまで見た目だけで、毎日一緒にいるならば、やっぱり今の妻が一番と思えます。
美人は3日で飽きるが、ブスは3日に慣れる。こんなこと妻には絶対にいえませんが、少しだけ分かる気がします。
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